わが国は、地形、地質、気象などの自然条件や土地利用の社会的条件から、世界的にも有数の斜面災害発生地帯です。そのため、これまで様々な災害防止工法が開発され、効果を上げてきました。
加えて近年では、環境や景観に対する意識の高まりとともに、斜面安定化対策についても、斜面上の緑を活かし保全する工法への関心が高まっています。
“ノンフレーム工法”は、こうした時代の要請に応えた新しい斜面安定化工法として、大きな期待が寄せられています。
一方本工法については、適切な施工管理により工事品質を確保することが重要です。
また、安全かつ合理的な施工法の確立や更なる工法の発展のため、工法開発者および施工会社を主たる構成員とした「ノンフレーム工法研究会」を設立し、工法の普及・発展に取り組んでいます。