写真コンクール

第17回(2019年度)写真コンクール

最優秀作品

北海道 釧路総合振興局 石丸 健二 様

施主 北海道 釧路総合振興局
工事名 小学校地区予防治山工事
施工時期 平成21年10月~平成23年3月
施工規模 1,857㎡

重点テーマ:施工後十年以上経過し、現在も効果を発揮している事例
当現場は、平成21年度から平成22年度の2カ年にわたり事業を実施した小学校のグラウンドに面した山腹斜面です。
崩壊し無立木化した斜面は、緑化により植生は復活したものの約10年経過した現在も森林化していない状況に対し、既存木を残し施工したノンフレーム工法の範囲は現在も森林を維持しています。
新緑の季節には、森林にノンフレーム工法が隠れながらも効果を発揮していることにより、児童が安心してグラウンドで遊ぶことが出来ます。

最優秀作品

技研興業株式会社 綾部 功一 様

施主 神奈川県 横浜川崎治水事務所
工事名 平成29年度急傾斜地崩壊対策工事(2月補正・公共)26-1
施工時期 平成30年12月~平成31年3月
施工規模 1,279㎡

一般テーマ
当初は現場吹付法枠工が計画されていましたが、施工場所が横浜市のマンション造成に関わる「緑地保存協定地区」に位置しており、緑・樹木を残すことが条件のため、ノンフレーム工法が採用されました。
法裾部分は最小限の法枠工で対応し、極力ノンフレーム工法を施工することにより、緑地保存を図りました。
なお、現場は住宅地で材料を搬入する際、重機(クレーン関係)が使用できず人力により小運搬を行いました。

優秀作品

大鉄工業(株) 犬塚 政貴 様

施主 西日本旅客鉄道(株)
工事名 丹波大山下滝66k8災害復旧
施工時期 平成30年10月~平成31年3月
施工規模 890㎡

JR福知山線の丹波大山下滝付近の斜面崩壊箇所の災害復旧工事として、崩壊部は法枠工で復旧し、その周辺の残存土砂崩壊対策としてノンフレーム工法で法面補強を行いました。
線路際の工事であったため、運搬や施工に時間制限がありましたが、工期内に無事終了することが出来ました。

優秀作品

法面プロテクト(株) 本村 康一 様

施主 近畿中国森林管理局 滋賀森林管理署
工事名 別所災害対策工事
施工時期 平成23年11月~平成24年3月
施工規模 480㎡

本現場は豪雨により崩壊した民家裏の斜面にノンフレーム工法が採用されました。崩壊斜面のため、侵食防止と景観保全対策としてラス金網と植生マットを併用しています。施工後1年には、植生マットにより緑が回復しています。現在(施工後7年)においては、自生の草木が繁茂しており、周辺環境に完全に溶け込んでいます。

優秀作品

(有)竹本組 竹本 和鈔 様

施主 和歌山県 西牟婁振興局
工事名 地域防災対策総合治山事業(予防治山事業)
施工時期 平成25年12月~平成29年3月
施工規模 4570㎡

予防治山工事として平成25年度から5カ年継続で施工しました。位置決め工において樹木をかわし、基準内に補強材を打設しました。また、近くに小学校があり、施工時間の制約を受けた工事でしたが工期内に終わり、近隣からも高評価をいただきました。
なお、施工後2年の現状は、林床に下層植生が少ないもののリター(落葉落枝)により、浸食等は発生していません。

優秀作品

藤永地建(株) 中島 幸一 様

施主 長崎県 五島振興局
工事名 小奈良尾地区急傾斜地崩壊対策工事(2工区)
施工時期 平成30年9月~平成31年3月
施工規模 678㎡

現場は、長崎から船が往来する港から見える法面で、景観を保全するためにノンフレーム工法が採用されました。対策範囲は、昔畑だったため、石垣等が残っており、石垣の崩落を防ぐ目的で金網を併用して法面を保護しました。数年後には、緑が回復して着工前と同様の景観が望めます。

優秀作品

北海道 渡島総合振興局 齋藤 学 様

施主 北海道 渡島総合振興局
工事名 願掛地区復旧治山工事
施工時期 平成23年6月~平成23年11月
施工規模 740㎡

北海道唯一の日本式城郭福山城がある松前町は、桜の名所としても知られており、保全対象である桜松街道は、景観に特段の配慮が求められている地区です。
施工エリア右側の崩壊した斜面は従来工法である法枠工を、左側の不安定な山腹斜面についてはノンフレーム工法を採用することで林地の崩壊を未然に防止し、施工から8年経った現在も景観を損なうことなく桜松街道を守っています。

優秀作品

技研興業(株) 山瀧 直之 様

施主 東京都 環境局 自然環境部
工事名 高尾の森自然学校急傾斜地崩壊防止工事
施工時期 平成30年8月~平成31年2月
施工規模 3,690㎡

東京都と民間財団の共同事業として開校された高尾の森自然学校は、保全地域として指定はされていませんが、豊かな森林を守り育むため、ノンフレーム工法が採用されました。ノンフレーム工法により、斜面安定と森林保全の両立が図れています。

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