ノンフレーム工法とは

特長

樹木伐採、法切を行い、斜面をコンクリート構造物で覆ってしまう・・・それが、これまでの斜面防災では「常識」でした。
しかし今、時代は「ECO」。環境意識の高まりが、新しい技術を生み出しました。

“樹木を保全した斜面安定工法、ノンフレーム工法。”

樹木を生かし、現況斜面のままで施工するという斬新な発想から誕生したこの工法には、従来の技術にはない、様々な特長があります。

1.景観・環境保全

樹木を生かし、現況斜面のままで施工しますので、施工後も元々の景観・環境が維持できます。CO2削減や生物多様性保全にも貢献します。

景観・環境保全を目的とした施工事例
従来工法との比較例

2.コスト縮減・工期短縮

斜面を改変せずに施工するため、樹木伐採や切土・法面整形、植生工といった工程が不要です。
しかも二次製品の支圧板を用いますので、工期短縮・コスト縮減が実現できます。

従来工法との比較例

3.厳しい現場条件にも適用可能

  1. 広い搬入路が不要

    切取土砂(残土)や伐採木の搬出作業がありません。しかも小型機械で施工できるので、搬入路が設置困難な家屋密集地や道路・線路脇など、搬入路が設置困難な現場でも施工できます。

  2. 施工ヤードの制約が少ない

    コンクリートに頼らない工法ですので、圧送設備等が必要なく、小規模な施工ヤードで施工できます。 現場との高低差や距離の制約もありません。(ただし、モノレール等の仮設備は必要です)

施工条件が制約される現場での施工事例
従来工法との比較例

4.施工時の安全性に優れる

従来技術の場合、法切によって地中応力が解放されたり、雨水が浸透しやすくなり、施工時に斜面の安定バランスが乱れることがあります。
一方ノンフレーム工法は、現況斜面のままで施工できますので、施工時にも斜面安定性を乱しません。しかも二次製品の支圧板を用いますので、急斜面作業が省力化でき、作業の安全性向上に繋がります。

代替テキスト
ノンフレーム工法®で施工した斜面は、自然も守られています。
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